『災害に強いマンションづくり』宣言

 このところ立て続けに大きな地震が発生しています。去年9月の紀伊半島沖の地震、10月23日の

新潟県中越地震、12月26日のインドネシア、スマトラ沖地震とその津波、今年に入って3月20日

の福岡県西方沖地震・・・そして、私たちにとっては、あの1995年1月17日の阪神淡路大震災は、

いまだに強く記憶に残るもので、この大震災から日本は地震活性期に入ったと言われています。

 そんな中、当管理組合では昨年来、災害時にどう行動すればよいかというテーマに取り組んできました。

まず最初に「防災マニュアル作成委員会」を立ち上げ、管理組合として何をしなければならないかと言う

提言を昨年末に作成しました。それに則って、現在「防災対策委員会」を組織し、『災害に強いマンション

づくり』を目標に、何が必要で、何をしなければならないか。居住者としてどうしなければならないかを

具体的に提案し、実践行動していこうとしています。

 本総会に際して当管理組合は、この「防災対策委員会」の活動を更に押し進めるべく、その決意を表明

するために、総会決議を行うことにしました。即ち「当管理組合は将来発生する自然災害に備え、被害を

最小限にくい止めるために『災害に強いマンションづくり』を進めていきます。」災害に強いマンション

とは、災害に備え備品類を準備するだけではありません。災害時の人的な被害を最小限に留める為には、

救助・相互扶助に有効な組織を持たなければなりません。日常から隣人と災害時のことについて話し合え、

行事等を通じて普段から支えあえる「隣組」へとマンションの居住者相互の関係をより強固にしていかなけ

ればなりません。

 今後大阪に関わる地震として、この数十年以内に80%の確率で起こると言われている東南海地震では

津波が懸念されていますし、直下型が危惧されている上町台地断層の地震、そして生駒山の断層による

地震が公でも想定されています。

 私たちファミリートーク新北島管理組合法人は、いつか来る、必ず来るその日に、「遅すぎた」と後悔

しないため、『災害に強いマンションづくり』を目指します。管理組合の本分はマンションという財産の

維持と保全です。しかし、命こそ一番大切な財産なのです。組合員と居住者の深い理解と支持、強い意思

と行動を結集するべく、ここに『災害に強いマンションづくり』を宣言します。

以上     2005年5月21日

              ファミリートーク新北島管理組合法人

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